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長い曲の中で、シンバルの出番がたった1回しかない曲があります
シンバルは、管弦楽のコンサートなどで寝ている人を起こしてくれるなんていう場面に出てくることがありますが、
決まった時のかっこよさ、音の美しさ、惚れ惚れします。
そんなシンバルですが、1時間近い曲の中でたった1回しか演奏するシーンがない曲があります。
もしもその時、演奏するのを忘れてしまったら??
変な音しか出せなかったら??
想像しただけで変な汗がでます。
新世界より(ドヴォルザーク)
ドヴォルザーク作曲 交響曲第9番 ホ短調 Op.95【新世界より】
シンバルは第1、2、3楽章はお休み。
第4楽章にmf(メゾフォルテ)で1回だけ出てきます。
32:33頃に出番です。
よく聴いていないと、気がつかないかも知れないくらいの音量。
ここにシンバルを入れてきたドヴォルザークさんに、話を聞きたい。。
新世界はトライアングルとシンバルの持ち替えが普通なそうですが、
シンバルだけを演奏する人もいるそうです。待ち時間を想像するだけで、、お疲れさまです。
この曲聴いたことありますよね?「遠き山に陽は落ちて」です。
交響曲第7番(ブルックナー)
ブルックナー作曲 交響曲第7番 ノヴァーク版
35:48頃に、左上奥でシンバル奏者とトライアングル奏者が立ち上がります。
「うわ~来たよ。そろそろクライマックスだ~」とワクワクします。
36:17頃に出番です。1回だけ渾身の「ジャ~ン」です。
かっこいい!!
ノヴァーク版とハース版がありますが、このタイミングでシンバルが出てくるのはノヴァーク版だけです。
そして私、シンバルが「ぱふっ」といった感じの音を出してしまったコンサートを聴いたことがあります。会場が一瞬で冷えました。。今思い出しても冷や汗がでます。
ドラも1度しか出てこない曲があります
交響曲第6番【悲愴】(チャイコフスキー)
チャイコフスキー作曲 交響曲第6番【悲愴】
第4楽章に1回、44:47頃に登場です。
今回はドラがクローズアップされているものを探しました。
中には、音だけで奏者は映らないもの、音さえもほとんど聴こえないものもあります。
ぜひいろいろな動画でも聴き比べてみてください。