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音程を正確に取れていますか?
当たり前のことのようですが、実は出来ていない人が多いのです。
アマチュアの方では「何それ?」ぐらいの感じの人もいます。
室内楽、オーケストラ、吹奏楽、合唱など複数で演奏する形態では、
「隣の人の音をよく聞いて合わせなさい」「周りの人の音もきちんと聞いて」というように指導している先生もいます。
でも、隣の人も、その隣の人も、後ろの人も、前の人も合っていなかったら?
結果は想像した通り「ぐちゃぐちゃ」です。
まずは自分自身が正しい音程にすること。
管楽器・弦楽器・声楽など、演奏者が自分で音程を作らなければならないものは、
正確な音程で演奏することが、何よりも一番大切な事です。
作曲家は正しい音程で演奏されることを前提で作曲しています。
作曲者のメッセージを正しく再現するためにも音程を正確にしましょう。
チューナーを使い続けてはいけない?
音程は目で見ることが出来ませんが、見える化してくれるのがチューナーです。
チューナーを使い続けると、チューナーをあてにして
チューナーを見ない時に音程が取れなくなるから、あまり使わない方がいいという方もいます。
それは、きっとチューナーを使っている時にその音を聞いていないからです。
そして、チューナーを使って音程があった時も、それが【偶然】だからです。
チューナーを使って音程があっている時の、息の送り方、アンブシュアや声帯の様子、
音の響き方を意識して覚えるようにしましょう。
もっと意識を音に集中してみましょう。
逆に、どんな状態の時に音程が高いのか・低いのかも確認できます。
それも覚えておきましょう。
覚えた感覚を、チューナー無しでも再現できるか試してみます。
初めに、チューナーを見ないで、音を出してみます。
合っている時の感覚を思い出して音を出しましょう。
その音を伸ばして演奏し(ロングトーン)、その出した音があっているかをチューナーで確認します。
この練習を繰り返して耳を鍛えましょう。
正確な音程に慣れてくると、音を出した瞬間から、音程があっているかどうかが分かるようになります。