Contents
一番大切な音は他の場所にもある
一番大切な音を決める(その1)で、大切な音を決めるというお話をしました。
その大切な音がある場所は以下の通りでした。
Point!
フレーズの中で大切な音がある代表的な場所は
- フレーズの最高音
- 2小節フレーズなら、2小節目の最初
- 4小節フレーズなら、3小節目の最初
この代表的な場所の他にも、大切な音がある場所があります。
今回はその場所についてお話していきます。
大切な音がある場所
Point!
次の場所にも大切な音がある場合があります
- フレーズの最初
- フレーズの最後
フレーズの最初に一番大切な音がある場合
例 カロミオベン
最初の音が一番大切な音です。
フレーズの最後に一番大切な音がある場合
例 白鳥(サン・サーンス作曲)
フレーズの最後の音が一番大切な音です。
演奏のグレードがあがります
一番大切な音がある場所を見つけて、その音を特別なものとして大切に表現する。
そうすると、演奏の印象が一変します。
聞き手が、「次の音」「次の展開」を期待したくなる音の流れを作ることができます。
聞き手を引きつけて離さない演奏は、大切な音を決めることから生まれます。