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出だしの音の表情で、フレーズ全体が決まる
フレーズ(旋律のまとまり)は、低い音から始まって、高い音に移っていって、
また、低い音に戻ってくる、という形をとることが多いです。
ということは、フレーズの最初の音は、音の高さが低く音量も小さい場合がほとんどです。
なので、「何気なく」「こっそりと」「弱々しく」始まってしまうことが多くなってしまいます。
Point!
「音量、発音、音色、出るタイミングなどを具体的にする」ことを忘れないようにする。
結果としてそうなった、ではいけません。
意識して、『響のある音色』 『小さな音量』 『ひそやかな表情』etc.を表現しましょう。
最後の音まで意識する
最初の音をしっかりと表現することを意識できるようになったら、
次の段階に進みましょう。
Point!
最初の音を出す瞬間に、同時に、フレーズの最後までを意識する。
ということです。
最初の一音を大切に演奏する。
そのときに、最初の音だけでななく、
自分がこれから演奏していく「一番大切な音(頂点)と、最後の音」も同時に意識して、演奏する。
そうすると、演奏は、より明確な表現にあふれたものとなります。