
運指は、一度覚えてしまえば忘れることはありません
曲の途中で「悩む」人をよく見かけます。
前にも書きましたが、
曲の途中で困る・悩む原因は、大抵の場合、
- リズムが読めていない
- 音の高さが曖昧(ドなのかレなのかなど)
- 運指が曖昧
このどれかです。
その中の1つ、運指が曖昧は、
管楽器や木管楽器、弦楽器などは、順番に押したり塞いだりするだけではなく、
覚えるまでに多少時間がかかります。
普通は、ド、レ・・・と順番に覚えますから、その順に演奏すると分かるけれど、
いきなり「オクターブ上のファ」と書いてあったりすると、アタフタする人が結構います。
数字が一の位から数えないと、分からないのと同じ感じでしょうか。
1,000,000とかになると、どうしても、一、十、百、千、万・・・と順番にかぞえたくなったりしませんか?
♯(シャープ)や♭(フラット)が出てくるともうパニック。
自分が今、何の音を出しているか、今やっている運指は何の音なのかさえも、分からなくなる人もいるほどです。
ドの運指が、明日はミに変わっていることはありません。
「ドの運指は必ずドが出る」、「ミ♭の運指は必ずミ♭が出る」のです。
押さえて出た音が「ミ」だった、というような曖昧な覚え方をしていると、いつまでたってもなんとなくから抜け出すことができません。
しっかりと確実に、まずは基本の「ドレミファソラシド」の運指を覚えましょう。
そして、その後には各音の半音の運指を覚えます。
最初から半音階で覚えてもいいでしょう。
そして、楽器の音域(あまり使わない音は必要ないでしょう)の運指を確認しましょう。
楽器のよっては、運指が同じでアパチュアや、息をコントロールしてオクターブ上や下の音を出す楽器もあります。
自分が出している音がどの高さの音なのか、しっかりと確認します。
- 楽譜に書いてある「音」
- 実際に出している「音」
- 押さえている指(放している指)「運指」
を、目と耳で確認一音ずつ確認しましょう。
一度覚えてしまえば、もう曲の途中で悩むことがなくなります。
小さいころに乗れるようになった自転車に、大人になってからも乗れるのと同じような感じです。