
指揮者の目から涙が落ちているように見えます
チョン・ミョンフンはチャイコフスキーの悲愴を何度も演奏しています。
3.11東日本大震災の時に、来日中だったチョン・ミョンフンは、ツアー途中で帰国したそうです。
その年の5月にソウル・フィルと来日し、5.11にサントリーホールで東日本大震災チャリティーコンサートを開催しました。
日本で活躍中のオケの方々も参加して、「悲愴」を演奏しました。
下の動画は、そのチョン・ミョンとフンソウル・フィルの、
同時期の韓国でのコンサート。
チャイコフスキー作曲 交響曲第6番ロ短調作品74【悲愴】
演奏の最後、音はすでに聴こえませんが、まだ指揮の手を下ろしません。
そんなチョン・ミョンフンの目から涙が一粒こぼれ落ちたように見えます。
49:26頃です。
震災で亡くなった方、被災者へ、思いを寄せてくださったのでは、と勝手にですが思っています。
その後の拍手喝采、スタンディングオベーションが映っています。
下のCDは、日本でのコンサートの3か月後にソウルで録音されたものだそうです。