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弱起のことをアウフタクトといいます
日本ではアウフタクト(Auftakt・ドイツ語)の方がなじみがあると思いますが、
アウフタクトとは弱起のことです。
下の譜例は別れの曲の冒頭ですが、小節の頭ではなく、拍の裏(弱拍)から始まっていますね。
これがアウフタクトです。
下の譜例は、休符を省略したものです。こちらも同じ意味になります。
演奏していると「5小節目のアウフタクトから」など言う感じで使われますが、
要は、5小節目の1つ前の小節の(4小節目の)アウフタクト(弱起)から演奏するということになります。
このように、曲の冒頭でなくとも、フレーズの中でもアウフタクトはたくさん使われています。
アウフタクトには意味がある
小節の始めからフレーズが始まるのが普通ですが、
アウフタクト(小節の始めからではない場所)から始まることによって、音楽的に何かしらの効果があるという訳です。
それによって、1拍目(強起)がさらに効果的に演奏されるということになります。
アウフタクトをどのように表現すれば、小節の頭の音(強拍)が、
効果のある音(演奏)になるのかを考えましょう。
Point!
アウフタクトから始まる曲の場合、アウフタクトは小節数にはカウントされません。
アウフタクトの次の小節が1小節目になります。(不完全小節は小節番号にはカウントされないということです)
ただし、休符で小節が埋められて完全小節になっている時は、1小節としてカウントします。