Contents
楽譜を読むのが苦手な人は
出てきた音符を、「これはミ」、その音を弾く・吹き終わると「次はド」というようにその都度読みます。
それにプラスして、リズムもあるので、
「これはミで4分音符」、弾く・吹き終わると次は「その次はドで8分音符」ということも同時に考えなくてはなりません。
楽譜を読むのが苦手な人は
- 音の高さに弱い(例・ドなのかレなのかあやふや)
- リズムに弱い
上のどちらか1つ、あるいは両方に弱いのです
一つでも大変なのに、2つを同時進行で処理するとなるとそれは大変なことになります。
そして、目線はいつもその瞬間に弾く・吹く音に注目しています。
これだと、弾こう・吹こうと思ったときには、もう通り過ぎていて、なかなか追いつくことができなくて、
息つく暇もありません。
いつも少し先を読む
楽譜で確認した音をその瞬間に弾く・吹くのでは間に合いません。
少し先を読んで、前の音を吹いている間に、次の音を確認します。
前のフレーズを吹きながら、その次のフレーズを確認するのです。
「あ~、次はこの音(フレーズだよね)」と演奏しながら先読みするのです。
出来るだけ固まり(フレーズ)で読む
読書などをしていても分かりますが、
小さいときは「・・・り・・・ん・・ご・・・は・・あ・・か・・・い」というように、1文字ずつしか読めませんが、
慣れてくると、
「りんごは」「あかい」
そして
「りんごはあかい」
というように、まとまりで読めるようになります。
音楽も、1音先、2音先だとまだあっぷあっぷして聞こえます。
何を言っているか分かりません。
1フレーズをひと固まりとして確認できると、演奏に余裕が出来てきます。
やればやるほど慣れてきて、大きな固まりで読めるようになります。
最初は1、2音先、その次は3音先までというように、だんだん増やしていって、
1フレーズで読めるようにしていきましょう。
忘れてはいけないのは
楽譜にある情報をきちんと確認してから、演奏するようにしましょう。
- 拍子
- テンポ
- 調号
- 音楽用語
- リズム
- 音の高さ
- 音楽記号 etc.
このように楽譜に書いてあることを演奏する前にきちんと確認しておくと、心構えができて演奏に余裕ができます。