音部記号とは、五線の上で音域を指定するためのものです。
楽譜の一番左側(最初)に書かれている記号が「音部記号」です。
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よく出てくる音部記号
下の3つはよく登場する音部記号です。中でも上の2つは誰でも一度は見たことがある音部記号だと思います。
ト音記号
ト音記号・高音部記号・ヴァイオリン記号
一番よく目にする記号です。
ヴァイオリン、声楽のソプラノパート、フルート、オーボエ、トランペット、ホルン、ソプラノ・アルトサックスなど
高音のパートに用いられます。
ピアノの右手(高音)もト音記号です。
一番よく目にする記号です。
ヴァイオリン、声楽のソプラノパート、フルート、オーボエ、トランペット、ホルン、ソプラノ・アルトサックスなど
高音のパートに用いられます。
ピアノの右手(高音)もト音記号です。
へ音記号
へ音記号・低音部記号・バス記号
チェロ、コントラバス、声楽のバスパート、バストロンボーン、チューバなど、
低音のパートに用いられます。
ピアノの左手(低音)もへ音記号です。
チェロ、コントラバス、声楽のバスパート、バストロンボーン、チューバなど、
低音のパートに用いられます。
ピアノの左手(低音)もへ音記号です。
ハ音記号
ハ音記号・中音部記号・アルト記号
ヴィオラ、アルトトロンボーンなど中音のパートに用いられます。
ヴィオラ、アルトトロンボーンなど中音のパートに用いられます。
上記の3つが、よく使われている音部記号です。
ハ音記号は演奏する楽器によっては見たことがない方も多いかも知れません。
なになにか
実は五線だけでは音の高さが分かりません。
五線+音部記号で、初めて音の高さが分かるようになります。
音部記号は「音の高さを教えてくれる記号です」
下の図で見てみましょう。
音名表です。覚えていますか?音部記号に関係がありますので、色のついたところだけでよいので、思い出してみましょう。
独 | C | D | E | F | G | A | H |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日 | ハ | ニ | ホ | ヘ | ト | イ | ロ |
伊 | ド
(Do) |
レ
(Re) |
ミ
(Mi) |
ファ
(Fa) |
ソ
(Sol) |
ラ
(La) |
シ
(Si) |
ト音記号
ト音記号とは、「ト音」の位置を決める記号です。上の音名表で分かるように、ト音=ソのことです。赤い丸の部分が『ソ』です。
ト音記号とは、「ト音」の位置を決める記号です。上の音名表で分かるように、ト音=ソのことです。赤い丸の部分が『ソ』です。
へ音記号
ヘ音記号とは、「ヘ音」の位置を決める記号です。上の音名表で分かるように、ヘ音=ファのことです。赤い丸の部分が『ファ』です。
ヘ音記号とは、「ヘ音」の位置を決める記号です。上の音名表で分かるように、ヘ音=ファのことです。赤い丸の部分が『ファ』です。
ハ音記号
ハ音記号とは、「ハ音」の位置を決める記号です。上の音名表で分かるように、ハ音=ドのことです。赤い丸の部分が『ド』です。
ハ音記号とは、「ハ音」の位置を決める記号です。上の音名表で分かるように、ハ音=ドのことです。赤い丸の部分が『ド』です。
慣れないうちは頭の整理が付かないかもしれませんが、だんだんと分かるようになります。
まずはそのまま覚えてしまいましょう。
実際に聴いてみましょう
音を聴いて確認してみましょう。
音を聴いて気付いた方もいると思いますが、ト音記号とハ音記号は同じ音・高さです。
上の図で分かるように、「ト音記号のド」と「ハ音記号のド」は同じ音です。以降も同じように続きます。
「ト音記号のド」、「ハ音記号のド」、「へ音記号の高い方のド」が同じ音になります。
音部記号いろいろあります
上で紹介した「ト音記号」「へ音記号」「ハ音記号」の他にも、いろいろな音部記号があります。
現在は使われていないものもありますので、参考に。
小ヴァイオリン記号(フレンチヴァイオリン記号) | ソプラノ記号 | メゾソプラノ記号 |
テノール記号 | バリトン記号 | バリトン記号 |