練習する時はテンポは?
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遅めのテンポで練習して、あらゆることを確認

好きな曲、知っている曲の楽譜を見ると、

すぐにin tempo(指定された曲のテンポ)で練習したくなります。

 

ここはぐっと我慢して、まずは遅めのテンポで練習して、

間違わずに演奏できるようになったら、少しずつテンポを上げていきます。

 

最初からin tempoで練習してしまうと、リズム、アーティキュレーション、臨時記号など、

楽譜に書いてある大事な情報を見落としてしまいがちです。

 

ゆっくりしたテンポで練習している間に、リズム、アーティキュレーション、音程などをきちんと確認しましょう。

テンポを決めて練習する

そして、もうひとつ大切なのがテンポを決めて練習することです。

メトロノームを使って、テンポを設定し、1目盛りずつテンポをあげてin tempoまで持っていきます。

 

1目盛り上げて、何度か間違うようだったら、1つ前のテンポに戻して練習します。

出来ることが確認できたら、また目盛を上げます。

 

また、何小節ずつかに分けて、練習するのも効果的です。

 

微妙なニュアンス、テンポのずれ、連符などがきちんとテンポの中に入っているかなどを確認しましょう。

 

こんな気の遠くなることをやっていたら、いつ曲が完成するか分からないと思うかも知れませんが、

速いテンポのまま何度練習しても出来ないと、やはり出来ないことを繰り返すばかりで、実は効率的ではないのです。

 

メトロノームを使わずに好きな速さで練習していると、あるところまでは弾ける(吹ける)ようになりますが、

そこから先ずっと引っかかりっぱなしになって、なかなか前に進まなくなります。

急がば回れとはこのことです。

 

出来ないことを繰り返すより、出来ることを繰り返す。

出来ないことをクリアにして、出来るようにする。

Point!
ずっと同じ所でひっかかる人は、実は指が動かないことそのものが原因ではなく、
頭の中が整理されていない場合が多いのです。

もちろん、出来ないことにはいろいろな原因がありますが、まずは楽譜に書かれていることが理解できているか、あいまいな所はないか確認しましょう。

ごまかさずに、真摯に向き合っていれば必ずクリアできるときがやってきます。

 

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